【土地】注文住宅のプロが教える失敗しない土地選び第3回
第3回の今回は
3:地型と道路付け
①地型
地型とは土地の形のことです。
やはり一番勝手が良いのは四角形の土地です。
家を建築する時に、土地の効率が良く、転売するときも買い手にとって利用しやすいことが魅力になります。
特に、南や東の方向に向いている敷地は日当たりが有利で高い人気は揺るぎないものです。
西の方向も午後の日照は確保できますが、好まれない方が少なくないことも頭に置いておいてください。
都市部で散見される敷地延長の地型(通称:敷延 しきえん、旗竿地とも言われる)は、延長部分を駐車スペースなどにして有効に使用されているように見えますが、将来転売することを考えると好ましくありません。
傾斜地の土地や崖に近い土地についても同様です。
そのような土地を購入する場合は、擁壁(市役所等の行政が工事の完了検査をして、その証明書があるもの)等で造成された、すぐに住宅を建築できる土地を購入してください。
行政の検査済証があれば、近隣の土地相場をやや下回る価格で転売できますが、それがないときは本来の土地の価格から再度擁壁等を築造する造成費用を差し引きした価格での土地売却が通例なので、転売価格が二束三文になる可能性があります。
崖の上が雑木林や森になっているところの崖下も要注意です。
崖の断面から地下水が湧き出ていることが多く、住宅の建築用地としては好ましくありません。
②道路付け
道路付けとは、敷地がどのような道路に、どう接しているかということを表しています。
一般的には、幅の広い道路になるべく長く接していることが好ましいとされています。
さらに、敷地の南側や東側に道路があると、日照を妨げる位置に建物を建設できないため良いとされています。
最も好まれるのは二方向が道路の「東南角地」です。
都市部などで高層建造物が建築できるところでは、例外もありますので注意してください。
以下 チェックポイントです。
・地形
・道路面と敷地面の段差:
段差があると造成が必要になります。
・敷地には階段で入りますか:
この場合も造成が必要になります。
・近隣に崖はありますか:土砂災害のハザードに
入っていないか注意が必要です。
・面している道路の幅
・道路に接する敷地の長さ:接道距離といい、
長ければ良いとされます。
・道路の面している方角
・高層建造物が建築できる地域ですか。
(木造3階建が建築できる地域かどうか)
土地を選びの際にぜひ確認をしてみてください。
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