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シンボルツリー【落葉樹おススメ】編

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シンボルツリー【落葉樹おススメ】編

シンボルツリー【落葉樹おススメ】編として今回は、シンボルツリーとして実際に採用されている樹種を調査してきました。

今回は落葉樹とは?落葉樹のメリット・デメリットは?おススメの落葉樹は?お気に入りの樹種を見つけるヒントになってくれたらうれしいです。

  • 落葉樹とは?
  • 落葉樹のメリット・デメリットは?
  • おススメの落葉樹3選

落葉樹とは?

落葉樹とは?前回調査した常緑樹が一年中葉をつけているのたいして、落葉樹は秋から冬にかけて、葉が落ちる木ですね。

落葉樹はなぜ冬を迎える前に落葉するのでしょうか?

その理由は「越冬」するために、木の根から吸収する養分を幹にためておき春と迎えるために「休眠」していると考えられています。冬眠する動物と似ていますね。

街で見かける木が落葉樹か常緑樹かを見分ける方法もあったりします。

それは、葉っぱの違いです。落葉樹の葉っぱは、比較的薄いので空に透かして見るとわかったりします。常緑樹の特徴として葉が厚いとご紹介したのと反対の特徴を持っています。

日本で見られる落葉樹は、「ブナ(橅)」「ミズナラ(水楢)」「ケヤキ(欅)」「イタヤカエデ(板屋楓)」「ヤマモミジ(山紅葉)」などがみられます。

住宅建材としても、「ブナ」「ミズナラ」「ケヤキ」は身近な建材ではないでしょうか。

落葉樹のメリット・デメリット

それでは、落葉樹にもメリットとデメリットが当然ありますので、まずはメリットから見ていきましょう。

メリット

・新葉の芽吹きから、秋の紅葉、冬にかけての落葉など季節を感じられる

・夏の日差しを葉が遮ってくれるため、涼しい

・冬は日差しが部屋に入りやすくなるため、あたたい

・葉が薄く柔らかい印象を持たれる

シンボルツリーとしては、ジューンベリー、アオダモ、ヒメシャラなどが人気のようですね。

デメリット

・落ち葉の掃除が大変

・落ち葉でご近所との関係が悪化

・成長のスピードが速い

・夏の暑さや乾燥に弱い樹種が多い

メリット・デメリットをよく考えて、さらに樹種それぞれの特徴をしったうえでご自宅のシンボルツリーの採用したいですね。

おススメの落葉樹3選

①アオダモ

アオダモ、野球をプレーしていた方なら絶対に知っている樹種です。なぜなら、プロ野球のバットに使われている木なんです。

アオダモ モクセイ科:トネリコ属

別名を「コバノトネリコ」「アオダゴ」と呼んだりします。

アオダモの特徴を見ていきましょう。

爽やかな樹形

アオダモは、まっすぐ育つ特徴がありその姿がとても爽やかな樹形になります。北海道から九州まで広範囲に自生していることも特徴です。

山で採りされたアオダモには白い斑点が幹に現れることも特徴の一つです。

羽状のたくさんの葉っぱが、葉の重さで少し垂れ下がる姿は、遠目で見るととりの羽ばたきのような趣があります。

寒さに強い

アオダモとならんでシンボルツリーとして人気があるトネリコの仲間で、「シマトネリコ」がありますが、シマトネリコは寒さに弱いため、関東より北の寒い地域には植えることができません。その点、アオダモは寒さにめっぽう強いです。

バットの素材として重宝されるアオダモは北海道産といわれいるくらいです。

かわいらしい白い花

シマトネリコは黄色い花をつけますが、アオダモはかわいらしい小さな白い花を咲かせます。

紅葉を楽しむ

秋になると、紅葉が楽しむことができます。

紅葉といえば、紅葉ですがアオダモの葉はオレンジ色やピンクっぽい色に紅葉するので紅葉とは違った趣を楽しむことができます。

樹液が光る?!

トネリコ属の特徴としてあるのが樹液に蛍光物質をふくんでいることです。

樹液にブラックライトをあてると、アオダモの場合は樹液にブラックライトを当てると青く発光します。この「青」が光ります。

お子さんの夏休みの自由研究におススメです。

②ジューンベリー

見て楽しく食べてもおいしい楽しさ無限大のジューンベリー、さくらが咲き終わることに芽吹きか花を咲かせます。育てるのが比較的簡単なのも嬉しい果実がなる落葉樹です。

ジューンベリー バラ科:ザイフリボク

別名 アメリカザイフリボク

ではジューンベリーの特徴を見ていきましょう

かわいらしい花とおいしい果実

ジューンベリーという名前がついていることからも想像ができるとは思いますが、6月ごろに赤い甘酸っぱい実がなります。この実はジャムやケーキやタルトに使われたりするとってもおいしい果実です。

バラ科ですので、とってもきれいな花を咲かせることも特徴の一つです。

さくらが咲き終わった季節に花が咲き始めるのも嬉しいですね。その花は、新葉が芽吹くころに咲き誇るので、新緑と白い花がとってもきれいです。

品種が豊富

果実が実る「果樹」なので、品種が多いことも特徴です。

自分だけの品種探しも面白いですね。

・アメリカザイフリボク

一般的にジューンベリーはアメリカザイフリボクを指すようです。赤から黒紫色の果実がなります。

・ジューンベリー・ラマルキー

花が早く咲くのが特徴。枝を埋め尽くすほどの花が咲きたくさんの果実がなります。果実は8mmほどですこし大きめです。

・ジューンベリー・ロビヒル

なんといってもピンク色の花が咲くのが特徴です。季節外れの秋に花が咲くことがあるのですが、とっても不思議なことに秋に咲く花はピンク色の花が咲きません。

・ジューンベリー・ハニーウッド

ハニーウッドは大きな実が特徴で、13~15mmの大きな実がたくさんなります。とってもマイルドな香りも嬉しいです。

バラ科の宿命なのか毛虫

バラ科の樹種の宿命なのでしょうか、まれに毛虫が木につくことがあります。

毛虫が得意な人にあったことが私はありません。

採用をかんがえる時には一考してください。

③ヒメシャラ(姫沙羅)

ヒメシャラは関東地方の南部に自生する落葉樹で明るい幹と密生した葉や枝が雑木の雰囲気を醸し出します。

ヒメシャラ(姫沙羅) ツバキ科:ナツツバキ属

別名 サルタノキ コナツツバキ

それではヒメシャラの特徴を見ていきましょう

赤い幹

ヒメシャラの幹は樹木の中でも珍しい「赤い」色をしています。

特徴がある木が欲しいとお考えの皆さんにはうれしいですね

ヒメシャラは比較的樹高が高く成長するのですが、樹形がきれいなために選定作業がしやすいのも人気の理由です。

別名で「サルタノキ」といわれるのですが、その樹皮がサルスベリの樹皮と似ていることからその別名がつきました。

素朴な花

白い花びらと黄色の雄しべのコントラストが何とも言えない素朴さがあります。

ツバキ科の花なので、朝に花が咲き、夕方には散ってしまうのもなんとも言えない粋がありますね。

日差しを遮る

枝や葉が重なり合って成長するヒメシャラの木は、日差しを遮る効果も期待できます。重なり合う葉と枝から差し込む木漏れ日が涼しさを演出してくれるでしょう。

もちろん、落葉樹なので冬には落葉します。あたたかな日差しも期待できますね。

茶花や切り花として

ヒメシャラは夏の茶花として、お茶の世界で重宝されているます。確かにツバキの花がお茶の場面でよく見る気がします。

一輪挿ししてもとってもかわいらしいですね。

天然記念物としての一面も

箱根に「ヒメシャラの純林」という天然記念物があります。

コロナ禍でなかなか国内旅行もできない日が続いていますが、温泉で日ごろの疲れを癒すときにその荘厳な姿を見に行って、自然も力を受け取ってください。

病害虫

ツバキ科の樹木には、チャドクガがよくつくといわれています。

食欲旺盛な幼虫がきれいな葉を食べつくしてしまうこともあるので注意がひつようです。

西日と乾燥に弱い

穏やかな日当たりを好むヒメシャラですが、直射日光や西日に弱い面があります。植える場所を選ぶ樹種ですね。

さらに乾燥にも弱いので、ヒメシャラの株元に別の植物を植えて感想を防いだり、保水力をたもつことが大切です。

まとめ

今回は、シンボルツリーの落葉樹を見てきました。季節の移り変わりを楽しめる落葉樹の特徴をしっかりつかんで皆さんのご家庭にあったシンボルツリー植えてみてくださいね。

おススメ3選は、ご参考になれば幸いです。

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