シンボルツリー【常緑樹おススメ】編
シンボルツリー【常緑樹おススメ】編として今回は、シンボルツリーとして実際に採用されている樹種を調査してきました。
今回は常緑樹とは?常緑樹のメリットは?おススメの常緑樹は?お気に入りの樹種を見つけるヒントになってくれたらうれしいです。
- 常緑樹とは?
- 常緑樹のメリット・デメリット
- おススメの常緑樹6選
常緑樹とは?
常緑樹とは?【一年を通して葉を生い茂らせることができる樹種】のことを指します。冬になっても葉が落ちることがないことが特徴です。
落葉樹の葉と比べると葉がいくぶん厚めなことも特徴の一つです。
常緑とは言っても、葉にも寿命があります。
葉の寿命は、一般的には2~3年といわれています。熱帯の地域では、新葉の出葉とともに旧葉が落ちていくタイプの常緑樹もあります。日本は南北に長いので北海道と沖縄で同じ樹種を育ててみると、葉の寿命に差が出るようです。
葉が落ちる時期としては、比較的春が多い傾向のようです。その理由としては、新葉が出る時期であり木自体の新陳代謝が活発になるためのようです。
日本では、常緑広葉樹と呼ばれる「シイ(椎)」「カシ(樫)」「タブノキ」や常緑針葉樹と呼ばれる「モミ(樅)」「ツガ(栂)」「シラビソ」「オオヒラビソ」などがみられます。
住宅の建材としてよく皆さんが目にする樹種ですが、広葉樹では「ナラ」「ウォルナット」「ブナ」「アカシア」などで、針葉樹では「スギ」「ヒノキ」「ヒバ」「イチョウ」ではないでしょうか?
常緑樹のメリット・デメリット
それでは、常緑樹にもメリットとデメリットが当然ありますので、まずはメリットから見ていきましょう。
メリット
・冬でも緑があるので、外観や庭を含めた家全体に明るい印象をもてる
・落ち葉が少ないので管理が比較的ラクチン
・暑さや乾燥に比較的強い
・木の成長がゆっくりしている
常緑樹でシンボルツリーや庭木でよく採用されていうのが「オリーブ」「ソヨゴ」「コニファー」「シマトネリコ」などです。
デメリット
・葉の厚みが重たい印象を与えてしまう
・1年を通して葉が落ちる
・管理がラクチンといっても生きていますからお手入れ必要です。
メリット・デメリットをよく考えて、さらに樹種それぞれの特徴をしったうえでご自宅のシンボルツリーの採用したいですね。
おススメの常緑樹3選
①常緑ヤマボウシ
ヤマボウシには、常緑ヤマボウシと落葉ヤマボウシがあるのですが、今回は常緑ヤマボウシをご紹介します。
常緑ヤマボウシは、ミズキ科:ミズキ属に常緑樹
別名:トキワヤマボウシやホンコネンシスとも呼ばれます。
常緑ヤマボウシの特徴を見ていきましょう
小さな白い花
白く小さなかわいらしいお花が咲きます。ヤマボウシと名前がついているとおりお花は「ボウシ」とよく似ています。
花の色は白だけではなく、白い花を葉が見えなくなるほど咲かせる「月光」や赤い花を咲かせる「リトルルビー」や黄色の花を咲かせる「ヒマラヤ」という品種もあり、お好みの色を選ぶことも可能です。
季節によって違う顔を楽しむ
常緑ヤマボウシは初夏から花が咲き始めます。花もちがいいことも特徴で、8月ごろまで楽しむことできることはうれしいです。10月から11月に赤い実をつけます。ジャムを作って楽しむことができますよ。
さらに、常緑ヤマボウシの葉には光沢があるのも特徴です。寒さに弱いためか地味によっては葉の3割から半分程度赤みを持つことがあるもの楽しいです。
樹高が高くなりすぎない
常緑ヤマボウシは、成長すると3~5メートルほどの高さまで成長をします。ご自身で手入れをすることを考えると、高枝力ばさみがとどくちょうどいい高さで管理できそうですね。
さらに常緑ヤマボウシは、剪定をこまめにしなくても樹形が整いやすいことも特徴です。
寒さに弱い
常緑樹=冬でも葉が落ちないことが特徴ですが、常緑ヤマボウシは寒さに弱いという特徴があります。とくに寒さが強い地域では越冬できないケースも報告されています。
温度としては5℃くらいまでは何とか寒さに耐えてくれるようです。
②オリーブ
ポパイの恋人の名前でも有名なオリーブですが、太陽と温暖な気候、水はけの良い土壌とたっぷりの水が大好きです。 初夏になると白や黄白色の小さな可愛い花をたくさん咲かせ、たくさんの実がなります。
オリーブは、モクセイ科:オリーブ属
ギリシャ神話にてアテナは「力と勇気のシンボル」としてオリーブを作りました。
ではオリーブの特徴を見ていきましょう。
美しい葉色
オリーブの木の最大の魅力として多くの方が感じているのが「葉色」です。
オリーブの木は葉の表が乾いた印象の色をしている一方で、葉の裏は銀色のような色味をしています。コントラストが何とも言えない葉色です。
成長が比較的早い
オリーブの木は、成長が比較的早いことで知られています。
小さなお子さんがいるご家庭のシンボルツリーとして採用された場合ですが、お子さんの成長のようにグングン成長をしていきますので、家族と一緒に過ごすシンボルツリーとして人気が高いのもうなずけますね。
多種多彩な品種
オリーブの原産地は地中海の沿岸地域です。地中海=イタリア・ギリシャ・スペインなどの地域です。それぞれの国と地域から数多くの品種が世界中に広まっており、その品種は1200を数えるといわれています。
オリーブの果実
オリーブオイルやオリーブのピクルスがあるように、オリーブの実は食用としても好まれていますね。
この果実にも実は特徴があります。オリーブの木は自家受粉しづらいのです。実をつけてほしいと考えるのであれば異なる品種の木を2本以上植える必要があるので、シンボルツリーとして1本を植えるとなると実を期待することはできないかもしれません。
暑さ、乾燥に強い
オリーブの原産国である地中海の沿岸地域を想像してみてください。地中海沿岸の地域は夏の降雨量が少ない傾向があります。そのため乾燥や暑さに強い特徴を持つようになったのでしょう。
また、一方で高温多湿に弱い一面を持ちます。日本は高温多湿な気候ですので、気をいたわってあげる必要ありますね。
寒さに関しても弱い面があります。マイナス10度以下の寒冷地は苦手です。
シンボルツリーに人気の品種
「マンザニロ」:樹形がコンパクトにまとまるのが特徴、成長は比較的ゆっくりで葉が生い茂ります。
「モラネイロ」:葉色を楽しむ品種で葉の裏側の銀色がとてもきれいです。樹形は直立で育っていくので、お隣気にしなくていい品種です。
「ルッカ」:難といっても虫に強い品種です。せっかく植えるシンボルツリーですのでうれしいポイントです。この品種は成長が早めなのも特徴、樹形としては開帳型なので広めのスペースがおススメ
「レッチーノ」:この品種も虫に強くて、品種自体の性質も強いです。初心者におススメの品種といわれています。この品種も開帳型なので広めのスペースがおススメ。
③レモン(檸檬)
レモンの木も常緑樹なんです。画像は冬のレモンの木です雪にも負けずですね。
レモンはミカン科:ミカン属 ミカン!?!?
別名を「ライム」「シトロン」「ブッシュカン」とも言います。
すっぱい果実が印象的なレモンの木その特徴を見ていきましょう
家庭で育てやすい果実の樹
レモンの木は、虫にある程度強いといわれているので、いわゆる農薬をあまり使わなくてもしっかり育ってくれます。
レモンの生育にばっちりな環境であるならば、100~200個の果実を収穫することも夢ではありません。
自家製のレモンの実を絞ってのレモンサワー贅沢ですね。
寒さ大丈夫です
画像でもご紹介しましたが、レモンの木は越冬が可能です。レモンの最盛期はいつなのかというと、レモンの木は周年開花のため一般的に5月が開花の時期といわれていますが、10月まで環境によって開花の時期が異なります。
その実は、鮮やかな「黄色」ですが、レモンの花は「白」そしてつぼみは「紫」ととってもユニークな果樹です。
収穫した実を楽しめる
皆さんに身近な果実であるレモンですので、お料理も大活躍ですね
我が家でレモンは「サツマイモの檸檬煮」で大活躍中です。子供たちもバクバクとたべています。
レモンジャム、レモンの蜂蜜漬け、レモネード、レモンサワー、レモンステーキ、鯖と大根の檸檬煮etc.
収穫したレモンをお裾分けしてご近所付き合いもできそうですね。
おススメの品種
レモンの木を扱う、お店にお伺いした中でおススメを3品種ご紹介
・マイヤーレモン:レモンとオレンジが自然交配して生まれた品種で味に少し甘みがあります。寒さに強いのでおススメ
・ジャンボレモン:なんとも大きいレモンの実がなります。なんと平均800グラムもある実がなります。
・リスボン:日本の気候に最も合った品種で、安定して多くの実を収穫できます。
まとめ
今回は、シンボルツリーの常緑樹を見てきました。落葉しない常緑樹の特徴をしっかりつかんで皆さんのご家庭にあったシンボルツリー植えてみてくださいね。
おススメ3選は、ご参考になれば幸いです。
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