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隣地との境界で注意が必要な3つのことについて

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隣地との境界で注意が必要な3つのことについて

近年注文住宅の延べ床面積は少しづつ小さくなってきているのはご存じですか?

従来1棟の家が建っていた敷地を2宅地に分筆して、建築条件付き土地で出ていたりすることもあります。

注文住宅や分譲住宅において、隣地との境界にはブロック塀を2~3段積んだ上にフェンスを建てたりして隣地との境界を目に見てわかるようにしているのを皆さん見たことがありませんか?

では、なぜみな境界フェンスをたてているのでしょうか?

境界フェンスをつける最大の理由は

「お互いの敷地境界をはっきりさせる」ことです。

フェンスがあることで、お互いの土地がどこまでなのかが明確になり、

フェンスがあることで視覚的には境界がより分かりやすくはなりますが、フェンスが必ずしも必要というわけでありません。

大多数の人が、これまでの経験から

「境界フェンスは何となく付けるもの」

と思って境界フェンスを付けていることがほとんどです。

たとえば、隣地同士で境界にブロックが有るのにフェンスも付ける意味はあまりなさそうですよね。

ただ、新規にブロックや境界フェンスを設置する際には、トラブルにならないように細心の注意が必要になります。

境界フェンスのトラブル3選

①ブロックが敷地を越境

このトラブルはとっても解決が大変です。

注文住宅を新築で建設する際に、土地の境界を必ず確定されます。

境界にはもともと境界を示す杭が必ず入っているものです。

その杭に基づいてブロックを積み、フェンスを設置したのに杭が工事の中でほんの数センチ隣地に入ってしまったとのケースを聞いたことがあります。

違うケースでは、隣地のブロックが実は越境しているなんてトラブルもあります。

自分が購入した土地に隣地のブロックが入ってきていたら、皆さんあまりいい気分はしませんよね。

十分に話し合いをしないと最悪な場合では訴訟になってしまうケースもあります。

この写真のようにブロック塀には、必ずといっていいほど基礎の部分があるので万が一越境なんてことがあったらすべて作り直しです。

②共用フェンス

新たに境界フェンスをお互いの境界に半分づつかかるようにブロック塀を設置して、境界の延長線上にフェンスをつけることがあります。

そのケースでトラブルになることがあるのが、フェンスの向きです。

話し合いの中で裏表がないものを採用していれば何の問題も発生しないのですが、裏表があるものを採用するケースがあります。

この裏表でトラブルになることがあります。

このケースでは、互いの目隠しフェンスの意味合いもあったりするのでしっかり施工にお互い立ち会うなどして未然に防ぎたいものです。

③目隠し兼用フェンス

境界フェンスに目隠しの意味合いも含めて設置するケースがあります。

そんな時に起こりうるトラブルが高さです。

隣地から自分の家が見えないようにとの高さにしてしまったために

隣地が採光用に設けていたらFIX窓から全く光が入らなくなった!!

こんなトラブルが起きることがあります。

これもしっかり隣地の方とコミュニケーションをとっておくことでトラブル防ぐことができると思います。

まとめ

新生活を始めると隣地の方とは長いおつきあいになりますので、円滑なご近所付き合いのためにも、外構の業者さん任せにせずしっかり施工を見ることをおススメしたいと思います。

以上が、隣地との境界で注意が必要な3つのポイントについての説明でした。

境界フェンスのトラブルを避けるためには、以下の3つのことに注意する必要があります。

まず、境界フェンスが敷地を越境していないかを確認することが重要です。

隣地との境界を明確にするためには、フェンスの位置が正確に設定されていることが必要です。

もしフェンスが敷地を越えている場合は、速やかに問題を解決するために、隣地の所有者との話し合いを行うことが大切です。

次に、共用フェンスの管理についても注意が必要です。

共用フェンスは隣地との境界を分けるために設置されることがありますが、その管理は共同で行う必要があります。

定期的な点検や修繕を行い、フェンスの状態を良好に保つことが重要です。

隣地の所有者との連携を図りながら、共用フェンスの管理を行いましょう。

最後に、目隠し兼用フェンスについても注意が必要です。

目隠し兼用フェンスはプライバシーを守るために設置されることがありますが、隣地との境界を明確にするためにも注意が必要です。

隣地の所有者との合意を得た上で、目隠し兼用フェンスの設置を行いましょう。

また、フェンスの高さやデザインについても地域の規制や法律を遵守することが重要です。

境界フェンスのトラブルを避けるためには、正確な位置設定、共用フェンスの管理、目隠し兼用フェンスの注意が必要です。

これらのポイントを守りながら、隣地との境界を明確にすることで、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

境界フェンスの管理には注意と配慮が必要ですので、隣地の所有者とのコミュニケーションを大切にしながら、問題解決に取り組んでください。

ぜひ続けてお読みください

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