【地震対策】地震大国だからこそ大切です。
2011年に発生した、東日本大震災から今年で10年の時間が経ちました。
今年1年遅れて復興五輪と位置づけられた東京オリンピック・パラリンピックが開催されました。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う、緊急事態宣言が発令されている中でしたが多くの感動をもらい、勇気をもらう大会でした。
今年元日に能登半島地震が発生したことは記憶に新しいです。
南海トラフなど地震の心配が尽きない地震大国日本の住宅において【地震対策】は住宅を建築する際には必須の対策です。
今回は、住宅における【地震対策】の種類をそれぞれのメリット・デメリットとあわせてご紹介していきます。
住宅の地震対策は3種類
①耐震
耐震とは、地震に耐える、文字通り建物の強度を高めて地震の揺れに対抗します。筋交いのはいった耐力壁を用いたり、部材を補強金具などを使って固定して強度をたかめます。
メリット
◎制震工法、免震工法に比べて費用やすい。
◎地震以外の近年多く発生し上陸している台風の風に
よる揺れにも強い
デメリット
◎地震により建物へのダメージ蓄積されてしまうため、
倒壊する可能性がある。
◎地震の揺れが直接建物に伝わってしまう。
そのため上の階になればなるほど揺れが大きくなってしまう。
②制震
制振とは、地震のエネルギーを制震(制振)装置【ダンパー】により地震の揺れを抑制する技術を言います。地震の揺れにより建物が変形した際には、制震装置も一緒に変形することで地震のエネルギーを軽減させることができます。耐震と比べ、建物の揺れを抑え、建物の損傷や変形が軽減されるため、大規模な地震や繰り返しの地震にも有効です。
メリット
◎建物の倒壊・損傷リスクを軽減できる
◎2階以上の揺れにも強い
◎メンテナンスにそれほど手間がかからない
近年では、制震装置を標準設備として導入している工務店・ビルダーが多くなっていますので、気軽に問合せしてみることいいでしょう。耐震等級に関して質問してみると、その工務店・ビルダーがどんな技術を持っていて、オプションなのか標準装備なのかもわかります。
デメリット
◎地盤が弱い土地では効果が発揮されづらい
◎建材によって制震装置との相性がある
③免震
免震とは、地盤と建物の間に免震装置を入れ、地盤と建物を切り離すことにより、地震のエネルギーを直接建物に伝わらないようにする対策です。地盤と建物の間に装置を設置して、地盤の揺れを建物に伝えないようにします。
地盤と建物が切り離されているこ、他の工法より揺れを大きく軽減できるため、大きな地震に対し、とても有効です。
ただし、地盤と建物が離れているために、台風や津波といった災害に十分な対策とは言えません。
メリット
◎地震発生時の建物での揺れが少なく、
家具などにも影響しづらい。
◎建物の倒壊のリスクが軽減され、建物自体の損傷も少なくなる。
デメリット
◎コストが高い
◎地震以外の台風などの災害には弱い一面を持っている。
まとめ
コストは一般的に免震>制震>耐震となります。
理想の家を検討する際にはぜひ検討の材料としてみてください。
熊本大地震や東日本大震災など想定外の規模の地震が発生しています。
いつ何時地震が来ても十分な対策ができていれば、家族の安全を確保することができますので、慎重に検討することをおススメします。
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