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地鎮祭の基礎知識

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地鎮祭の基礎知識

地鎮祭とは?

住宅を建築する前に古くから行われている『土地の利用を神様に伝え、住む人の安全と繁栄を祈願する』祭事です。

地鎮祭は「神道」の祭事ですので一般的に神社の神主さんに執り行ってもらう祭事となりますが、仏式やキリスト教式で、地鎮祭に代わる「起工式」という形式で行われることもあります。

地鎮祭は必ず行うものなの?

古くから行われている祭事ですが、必ず行わなくてはいけないものではありません。

最近は「古い習慣だから」「手間やお金がかかるから」と行わないこともあるようです。

ただし、地域等によっては気にする傾向もまだ強くあるので確認が必要です。

地鎮祭の日時は?

地鎮祭は神道の祭事ですので、六曜に基づいて日取りの良しあしを判断するのは関係がないのですが、「大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅」の六曜に基づいて「大安」「友引」「先勝」の日に行われることが多いようです。

地鎮祭を多く扱っている神社の神主さんよると、住宅建設においては「十二直」を重視されることが多く、建設吉日で地鎮祭行うケースも多いため、六曜を気にしないことも多いそうです。

さらに神主さんに伺ったところ、建設吉日の考えに基づいて、「三隣亡」は絶対に避けた方がいいいとのことでした。

三隣亡の日に、地鎮祭や上棟などを行うと火事で隣三件まで滅ぼすと言われている最悪の日とされているとのことです。

日時の吉凶をいくら気にしないとしても「三隣亡」は避けてくださいと案内をされているとのことでした。

三隣亡の日の調べ方ですが、インターネットで「三隣亡 2021」などと検索すると確認が容易にできますので、参考に調べてみてください。

六曜の大安や仏滅や建築吉日に関しては、科学的な根拠があるわけではありません。

全ての吉日が重なることもありませんし、悪い日が重なるわけでもありません。

建設現場の日程的な都合もありますので、参考程度に留めることが大切です。

ただし、地域等によっては気にする傾向もまだ強くあるので、お願いするハ工務店とよく話し合い、納得のいく日取り選ぶことがいいでしょう。

カレンダーの六曜

地鎮祭に向けての準備は?

地鎮祭を執り行ってもらう神社・神主さんの手配や、当日必要なお供え物などは、工務店が多くの場合手配をしてくれます。

地鎮祭を数多く手配していますので安心してお任せしましょう。

施主が容易するものは初穂料(玉串料・神饌料)を持参するだけが一般的です。

地鎮祭が終わると、いよいよ住宅の建築がスタートするわけですがご近所へのご挨拶周りもが行ってくれます。

施主がご挨拶周りに行く必要があるかなどは工務店の担当と十分に話をしてから行ってください。

工務店との連絡をしないまま、施主の方がご近所にご挨拶周りに行ったあと、建築現場におけるご意見などの連絡が工務店ではなくすべて施主さんに直接連絡が来てしまいトラブルに発展してしまった事例もありますのでご注意ください。

地鎮祭祭事の流れ

地鎮祭当日ですが、進行は式次第に則って神主さんが進行してくれます。

出席される方ですが、施主ご家族・工務店・設計会社が一般的です。

式次第ですが、「修跋の儀」⇒「降神の儀」⇒「献饌 」⇒「祝詞奏上」⇒「四方祓」⇒「地鎮の儀」施主の出番です⇒「玉串奉奠」こちらも施主の出番です「撤饌」⇒「昇神の儀」⇒「閉式の辞」⇒「直会」の順に式が行われていきます。

地鎮の儀

神主さんから鍬を受け取ります、その鍬を使って盛り砂を掘り起こす仕草を行う「鍬入れ」という儀式を行います「エイ、エイ、エイ」と心を込めて行ってください。

鍬入れの様子

玉串奉奠

玉串を祭壇に置いて二礼二拍手一礼を行います。

式が終わりましたら、神主さんに初穂料をお渡しして式は終了となります。

まとめ

地鎮祭は古くから続く祭事です。

近年では行われないことケースもありますが、一生に一度の注文住宅建築であれば、その土地に住む神様に受け入れてもらい、工事の安全と家の繁栄を祈願するという意味とこれからいよいよ家づくりがスタートするという節目としての祭事ととらえていいのではないでしょうか。

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