サッシの遮音性能T値とは
遮音性能を表す評価としてJIS規格で規定された等級があります。
その性能を表す数値として「T値」という数値が使われます。
T値は「T-1、T-2、T-3、T-4」の4段階で性能を表しています。
今回は500Hz(※1)以上の遮音性能に基づいてご紹介していきます。
※1:500Hzは男性の話し声といわれています。
遮音ですので、デシベル(db)という単位も忘れてはいけませんね。
音圧レベルを表すデシベルですが、日常生活の音をデシベルにおきかえてみると近所で雷が落ちる音が「120db」、至近距離の犬の鳴き声が「90db」、小鳥のさえずりが「50db」、木の葉のそよぎが「30db」といわれています。
サッシの遮音性能は、500Hz以上の遮音性能において外から入ってくる音圧レベル(db)をどのくらい小さくすること(遮音・防音)できるかということになります。
ではそれぞれの等級はどの程度の音を遮音することができるのでしょうか?
一般的なサッシの遮音性能からまずはご紹介したいと思います。
話をもどして一般的なサッシ(等級なし)は、15db程度といわれています。
部屋のそとで小鳥がないているとします。15db程度軽減してくれますので、部屋の中に入ってくる音は、木の葉のそよぎ程度の小さな音になります。
ではT値の等級がされているサッシはどの程度の性能があるのでしょうか?
T-1:25db以上
T-2:30db以上
T-3:35db以上
T-4:40db以上
住宅建材メーカーが供給している、住宅断熱サッシに関してですが、それ自体がT-1以上の遮音性能を持ていることが現在では一般的になっています。
住宅の断熱性能を高める重要な建材であるサッシ(窓)です、1グレード上げるだけでもかなりのコストアップをしますので、皆さんが検討されている工務店・ビルダーが標準仕様で採用しているサッシ(窓)の性能がどの程度なのかぜひ確認してみてくださいね。
サッシの性能は、サッシメーカーのショールームにいくと断熱性能を含めた体験コーナーがあったりしますので、そちらもぜひご活用下さい。
10月以降硝子の出荷単価がまた値上がりしますので、グレードを上げたいなのなら早めの確保が必要です。
ぜひ続けてお読みください
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