旗竿地ってなに
土地探しをしたことがある方なら一度は目にしたことがある
旗竿地(はたざおち)
ですが、みなさんちょっと敬遠していたりしませんか?
今回はそんな旗竿地にかんしてメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
旗竿地とは
旗竿地は、道路に接している部分がせまく、長細くなっていて
その奥にまとまった広さの土地のことをいいます。
「路地状敷地」「敷地延長」などと呼ばれることもあります。
旗竿地はなぜ生まれるのでしょうか?
その理由の一つとして、大きな土地が相続などで売りに出た場合
古くからある家屋と土地の場合で100坪だったとします。
そんな広い土地をほしいとおもう方はあまりいないのが現実です。
注文住宅の平均的な坪数は34坪といわれているので、100坪の土地を
手ごろな大きさに分筆して販売をします。
正方形の土地を接道している面で半分にわけてしまうと、それぞれの間口が
狭くなってしまい長細い家しか建てることができません。
そのため片方は接道を広くして、もう一方は狭くすることで
手前と奥で住宅を建てやすいように分筆をします。
そのため、土地の形状が「旗」に似た形状になってしまうのですね。
旗竿地のメリット
〇土地の価格が安い
〇奥まっているので静か
〇敷地延長分を活用できる
まずは何といっても土地の価格が、周辺相場に比べて10~15%前後安くなることもあるようです。
その分で建物の設備などに予算を回すことがきますね
次に、「奥まっていることで静か」のメリットですが、通りから一歩入ることと
隣地の建物が人や車などの音を遮断してくれる効果が期待できます。
最後に敷地延長部分の活用です。
この点はちょっと注意が必要です。道路との接道間口です。車を駐車し、かつ自転車、人の出入りがスムーズにできるようにしたい場合は3mは確保をしたいところです。
2mギリギリだと駐車できる車両が限られることや車をとめたら人が通るのが大変になってしまいます。
これはデメリットの一面ですね。
旗竿地のデメリット
〇建築コスト
旗竿地は路地が狭いので、重機を入れること困難な場合が多いです。
そのため、職人さんの作業量が増える分工事費が高くなる可能性があります。
また、インフラの確認をした際に、ガス管・水道管・電線の引き込みが必要になる場合には費用がかさんでしまうことがあります。
〇日当たり、風通し
旗竿地は周囲に建物で囲まれることが多いので、日当たりの点ではあまり過度な期待は禁物です。
建物に囲まれますので当然風通しもよくないことが多いですね。
旗竿地を検討する際の注意点
旗竿地の中には、接道が2mに満たない物件も販売されていることがあります。
この2mに満たないことは、注文住宅を建築する際に大きな障壁になります。
売り出されいる土地は、「再建築」や「建て替え」が接道義務を満たしていないとのことで不可能になってしまいます。
接道の間口には細心の注意を払いましょう
また、旗竿地が周辺相場から価格が安いことをおもいだしてください。
相場より安い=売れにくい
なのです。将来家族の成長に合わせて住み替えが必要になるご家族にはこちらもしっかり検討したうえで購入を検討してみてください。
ぜひ続けてお読みください
自宅でボルダリング