無垢材と集成材
注文住宅を計画する時に誰しもが一度は思いませんか?
「無垢材を使ったいえにしたい」
そもそも、無垢材と集成材って何が違うの自分自身の勉強を兼ねて調べてみました。
無垢材
無垢材とは、丸太から切り出して乾燥させた木材のことをいいます。
無垢材の代表的な樹種しては
オーク材(ナラ)・サクラ(カバ)・栗・クルミ・楓・アカシア・チーク・杉・桧・松などが知られています。
それぞれもくめや色の具合、風合いも違うので見比べてみるだけでもとても面白いです。
フローリング、柱、梁を含めてどんな色合いの無垢材を選ぶかによって、クロスをどうするかなど考えることが広がっていくので、どんなテイストが好きかなどで選択肢がたくさんあるので、選ぶ楽しみがありますね。
無垢材に関しては、価格面で集成材よりコスト高になってしまう点と施工にはしっかりとした技術が必要なことは忘れてはいけません。気に入った工務店に無垢材での施行事例があるかもしっかりチェックを忘れてはいけません。
無垢材の特徴・メリット
〇自然な木の風合い
無垢材は、丸太から切り出して加工するため、一枚とって同じ木目の板は存在しません。オンリーワンなわけです、そのため実際に施行された木目がちょっとイメージしていたのと違うも起こりえます。10年、20年とどんどん味わいがふかまる良さがあります。
〇夏は涼しく、冬暖かい
無垢材は、熱伝導率が低く、熱を伝えにくいために、夏場に無垢のフローリングにねっころがるとひんやり気持ちよく、冬場は暖かい感じがするのです。
〇調湿してくれる
木材は、呼吸をしているといわれるように、湿度が高いときには水分を吸い込み、乾燥していると水分を出してくれます。室内の湿度を適度に調節をしてくれます。
〇ダニ・カビにつよい
木には製油成分があるのはご存じでしょうか?この製油成分には防虫効果があり、カビの増殖を防いでくれます。また調湿効果でカビも発生しづらいメリットもある。
無垢材にはさまざまなメリットがあるので、人気がどんどん高まっています。
長く山と付き合いを深めている、地元密着の工務店はウッドショックでも安定して山から木材を提供してもらっているので工期の遅れなども最低限に抑えられているようです。
集成材
集成材とは、複数の板を張り合わせた材料で、小さな板を乾燥させて同一の繊維方向で接着剤を用いて貼り合わせます。
住宅においては「建造用集成材」と「造作用集成材」に分類をされます。
建造用集成材は、厳格な規格(JAS:日本農林規格)と検査基準をもとに品質管理がされているので、強度と安定性があることで知られています。住宅においては、柱や梁にとして普及しています。無垢材と違い、耐水性があることで水分による反り少なく、施工しやすいといえます。安定した施工を実現することができます。
集成材には化粧薄板を貼りつけた製品などがあるため、選択肢が嬉しい点です。
集成材のメリット
〇乾燥された安定した材料
JAS企画にとって、乾燥後の含水率が15%以下と厳格に規定されているため、湿度による影響を受けにくい
〇材料のサイズが豊富
複数の木材を接着しているため、無垢材ではできない「幅」「厚み」「長さ」の材料を用意することができる。無垢材で厚みや長さを実現しようとするとかなりの高額になってしまうので、コスト面でも大きなメリットがあります。
〇化粧薄板で無垢材の装い
集成材の表面に無垢材を薄く削りだした化粧板を張り付けることで、無垢材のような風合いを安価なコストで実現することができる。
集成材には、接着剤の長期的な耐久性に疑問があるともいわれています。またホルムアルデヒドなどの心配もあるともいわれていますが、こちらに関しては2003年の建築基準法で安全基準が設けられているので安心と考えていいかもしれません。
日本の住宅寿命は、30年前後といわれ来ましたが近年住宅の高機能化が進んでいますので、集成材の技術に関しても今後どんどん進んでいくのではと思われます。
まとめ
無垢材は、丸太から切り出した一枚板
集成材は、複数の木材を貼り合わせて加工した板
それぞれメリットがあり、デメリットがあります。
コスト面や施工の技術なども含めて、皆さんが実現したい家に最適な材料を選んでいただければと思います。
ぜひ続けてお読みください
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