盛土心配ですか?
注文住宅をたてる土地を探す際に心配になるのが「盛土」ではないですか?
2021年7月3日(土)10時30分頃、熱海市伊豆山にて違法に造成された盛土の崩落により発生した土石流が記憶に鮮明に残っています。
盛土は、土壌汚染対策の手法の一つで住宅を建てる際の宅地造成などにも用いられる方法です。
そんな盛土に関して調べてみました。
盛土のメリット
①目隠し
人通りが多い地域に注文住宅を建てる際に、盛土をして地盤を高くすることで家の前を通る人や自動車などの視点から覗かれているようなことを遮るメリットがあります。隣地と隣接している際も検討してもいいかもしれません。
1階リビングに大きな窓を採用したい方やウッドデッキを採用して「おうちプール」や自宅でBBQを楽しみたいなと思う方にはおススメかもしれませんね。
②浸水被害から自宅を守る
河川や海岸に近い土地を検討される方には盛土にメリットがあります。また、傾斜した土地でもメリットがあります。
例えば50cmの土地に50cmの盛土をすると合計して1mになりますよね。1mという高さは大人の腰上あたりの高さに相当します。
その高さまであれば水は皆さんの家めがけて流れてくることもないでしょう
盛土の心配なところ
盛土は前述したとおり土壌汚染の対策に行われることがあります。そのため盛土をする前の土壌が汚染されていた場合があります。土地が造成される前にどんな土地だったのか履歴を調べてもいいですね。
新しく盛土された地盤が落ち着くまでに、3年から5年の時間かかるといわれています。盛土のなかにもし何か異物が入ってしまっていたら住宅の重さで沈下、圧縮されていった地盤が傾いていくことは十分に考えられます。
駅前などに出掛けた際にビルの根元を歩道側から見てみてください。
もしコンクリートが顔を出していたら地盤が沈下した証拠です。
宅地造成をされた土地は、造成の過程で「盛土」と「切土」が混在していることがあります。そのような土地では地盤の強度が同じ造成地の中であっても異なります。造成をした業者が作った造成計画書を確認することで、混在しているかどうかを確認できますので是非確認をしましょう。
土地探しのよもやま話
堀江貴文さんがご結婚されていた際に、住宅を購入されてことがあるそうです。その際に地盤に関して相当調べたとの話をされていました。
「都内で「田」「川・河」「谷」っていう名前がついている土地はダメなんだよ!!とにかく地盤緩いだから」と言っていました。
皆さん心配になるかもしれませんが適切な地盤改良工事が行われていれば、心配ありませんので安心してくださいね。
ぜひ続けてお読みください
住宅性能表示制度とはなに