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床の遮音性能にも等級があります

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床の遮音性能にも等級があります

マンションやアパートに住んだ経験がある方ならきっと気になるはず

上の階やお隣さんのお部屋の音

そんな音に関しても「等級」があるんです。

お子さんなどが飛び跳ねるドンドンという音と床に何かを落としてしまった時のカタンのような音を遮音する性能の等級です。

専門的に言うと、ドンドンという音を「重量衝撃音」といって「LH値」という値で評価し、カタンのような音を「軽量衝撃音」といい「LL値」という値で評価をします。

L値ってなに

L値とは「floor impact sound Level」の最後のLevelの「L」をとってL値としています。

さらにLH値の「H」は「Heavy weight」の頭文字のHで、LL値の「L」は「Light weight」の頭文字のLからとっています。重い・軽いなるほどですね。

このL値は数値が小さいほど遮音効果が高いことを意味します。

では等級はどのように規定されているのでしょうか

L値の等級

等級は、重量衝撃音、軽量衝撃音は、級外・3級・2級・1級・特級で評価され

それぞれの等級がどの程度の遮音性能があるかをみてみたいと思います。

重量衝撃音の等級

重量衝撃音は「こども飛び跳ね・走り回り」に対して人がどのように感じるかで考えてみましょう。

級外:L-80、L-75、L-70、L-65

L-80では、うるさくて我慢ができません。L-75では、かなりうるさく感じます。

L-70では、うるさいと感じる。L-65では、発生音がかなり気になるとされています。

3級:L-60

L-60では、よく聞こえるなと感じる

2級:L-55

L-55では、聞こえる。

1級:L-50

L-50では、小さく聞こえる

特級:L-45、L-40

L-45 では、聞こえるが意識するほどではない。L-40 では、かすかに聞こえる。

軽量衝撃音の等級

級外:L-80、L-75、L-70、L-65

L-80では、うるさくて我慢ができません。L-75では、大変うるさく感じます。

L-70では、かなりうるさいと感じる。L-65では、うるさいと感じるとされています。

3級:L-60

L-60では、発生音がかなり気になる

2級:L-55、L-50

L-55では、発生音がきになる。L-50 では、聞こえる

1級:L-45

L-45 では、小さく聞こえる

特級:L-40

L-40 では、ほとんど聞こえない

一般的にマンションではLL-45が必要といわれています。

私が小さなときに住んでいたアパート上の階の人が歩く音とっても大きく聞こえていました。大人になっていくにしたがって気にならなくなった気もするんですよね。

このL値はあくまで想定条件の下での推定される指標なので、性能が保証されるものではないことをしっかり認識しておくことがとても大切です。

ぜひ続けてお読みください

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