【 すだれとよしず】意外と知らない違い
短い梅雨が明けて本格的に暑い夏が到来しましたね。
高温多湿の日本の気候を先人たちが乗り切ってきた
すだれ(簾)とよしずって皆さん使っていらっしゃいますか?
すだれもよしずも日本の暑さをしのぐ伝統工芸品です。今回はすだれとよしずの効果とともにその違いもご紹介していきます。
すだれ(簾)
すだれの材料は、細く割った竹です。最近は様々なサイズがホームセンターやドラッグストアで見かけますね。毎年すだれがホームセンターの入り口近くで売られ始めると暑い夏が来ることを覚悟しています。
すだれは基本的に軒先などにつるして使用をします。
すだれの歴史はとてもふるくて、なんと万葉集にも「簾」との記載があります。
皆さん「みす」ってきいたことがありませんか?
貴族が部屋と部屋を区切りや日よけとして使っていたことが知らています。
時代劇などでやんごとなき方々が「みす(御簾)」奥にぼんやり映っている姿が印象に残っていたりしませんか。
よしず(葦簀)
よしずの材料は漢字にしてみるとわかるのですが、葦が主な材料になっています。
すだれとは使い方に大きな違いがあります。
よしずは立てかけて使用をします。
海の家や屋台なんかに立てかけてあるのがよしずです。
葦の国内産量は減少の一途をたどっているため海外からの輸入葦が使われいます。
今年はコロナ禍で迎える3回目の夏、海の家行きたいですね。
すだれとよしずの効果
すだれとよしずの効果はどちらも同じような効果をもっています。
まず差し込む日光を遮断しながら風を通すことです。
室内に熱を通しにくくし、見た目もとても涼し印象があります。
また、使用する際に水をかけてあげることで、室内に入る風を2℃ほど下げてくれるとも言われています。
政府によって今年のなつの電力がひっ迫するとの発表があり、お近くのスーパーやコンビニなどで一部の電気を消して省エネに協力していたりしませんか。
政府の電気使用量削減に協力した家庭へのポイントでの還元などの政策もありますが、地球にやさしい対策してみてもいいのではないでしょうか?
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