戸建て「窓シャッター」に関して
防犯や断熱のメリットの大きさから、注文住宅建築の際に大いに皆さんが悩まれる「窓のシャッター」に関して今回は考えてみたいと思います。
窓の数が多ければ、設置費用も少なく住む反面、住宅密集地などにおいては防犯面でも大きな役割を果たすシャッターですが、メリットとデメリットなんなのでしょうか。
メリット
①防犯
まずメリットとして考え頂きたいのが「防犯」です。
治安がいい日本とはいえ、空き巣などの不審者の大半は窓から侵入してくるので、シャッターを閉めておくことで侵入を防ぐことが可能です。
特に、隣棟とあまり離れていない地域にお住いの方ですと、不審者が狙うのは死角になりそうな窓です。
彼らも残念なことにプロなので、下見を行います。
その際に、対策がなされていることで、未然に被害を防ぐことが可能になるわけです。
また、防犯対策を重視するのであれば、防犯性能の高い建物部品を示す「CPマーク」が表示された商品を選ぶとより安心といわれています。
②断熱効果
寒冷期において、窓からもたらされる冷気は住宅の断熱に対して、多大なる影響があるものです。
シャッターを閉めることで窓とシャッターの間に層ができ、居室内の温度の低下を和らげてくれる効果があります。
高性能の窓をつけることによって、冷気の対策はできるのですが、高性能であればそれだけ窓一か所の費用がかさみます。
こちらに関しては、皆さんが重視するポイントでお選びいただければと思います。
③防風効果
近年、毎年のように過去最大級の台風が上陸など、台風被害が多く発生しています。
自然災害ですので、未曾有の規模の台風が来てしまったら元も子もありませんが、台風などの荒天時、暴風雨から窓を守ってくれることです。
豪雨による窓ガラスの汚れや、強風による飛来物で窓が割れるリスクを防ぐことができます。
デメリット
①コスト
窓のシャッターは、多くの工務店・ビルダーにおいてオプションとなっていることが多いようです。
まどの数だけ費用がかさみますし、手動にするのか、自動にするのかによってもコストが大きく変わります。
②開閉時の騒音と手間
シャッターの開閉にはどうしても大きな音も伴います。
隣棟との距離や生活リズムにとっては思わぬトラブルを起こしてしまうかもしれません。
そもそも窓が多ければ、防犯上必ず閉めないとと考えているシャッターはしめるものの、、、平気だよねと思ってしまう個所は開閉をしなくなってしまうケースも少なからずあるようです。
③設置が困難
皆さんが建てる住宅のプランによってはスペースの問題で、シャッターが設置出ないケースも出てきてしまいます。
設計段階から十分話をしておきましょう。
まとめ
窓用シャッターを検討する際は、シャッターの種類や特徴、費用などを踏まえたうえで検討することが必要になってきます。
快適に使用するためにも、お住まいになる新築一戸建てに合うもの、また家族の生活状況や性格ならどのようなものが使いやすいのかを考え、シャッターのタイプを選定していきましょう。
ぜひ続けてお読みください
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