IoT~スマートホーム?~注文住宅でどういかすか
スマートホームとは、IoTやAIの技術を活用し、スマートフォンやAIスマートスピーカーなどの制御デバイス、テレビ、照明器具などの生活家電やエアコン、給湯器、スマートロック、インターホン、シャッター、換気システムなどの住宅設備などのデバイスを接続し、より快適な生活を実現する住宅のことで、スマートホームに対応した住宅をIoT住宅、またスマートホームに対応したマンションをIoTマンションと呼称することもある。
スマートホーム分野は、新たな成長領域として注目され、日本政府も国内での市場形成に向けた具体的な検討に着手しており、経済産業省 産業構造審議会では、2015年夏から新産業構造部会を立ち上げ、2016年春の中間整理では、具体的な戦略分野を4つ定め、その一つに「スマートホーム(スマートに暮らす)」が掲げられている。
スマートホーム
①利便性
スマートフォンアプリでの遠隔操作やAIスマートスピーカーでの音声操作による家電、エアコン、カーテンや給湯の操作が可能で、GPSと連動した家電、エアコン、照明、カーテンや給湯のオンオフができる。「おはよう」や「おやすみ」など定型音声コマンドで複数のものをまとめて制御することができる。
WEBやTVのCMで『デートのプレイリスト掛けて…』『明日の6時に起こして…』等のフレーズを耳にされたことがあると思いますが、あれもスマートホームの機能のひとつです。
②防犯
遠隔でもインターフォンの来客をスマートフォンで確認でき、エントランスの解錠が行えたり、玄関のスマートロックや 窓の開閉センサー経由で施錠やドアの開閉の状態が確認でき、遠隔でもドアの施錠、解錠が可能です。
ドアセンサーと人感センサーによる外出の有無や、侵入者を検知し、外部警備サービスとの連携でホームセキュリティーとしても利用されています。
③見守り
外からでも部屋の中が確認できる室内カメラで、いつでもどこでもペットや家族の様子を見守ることが出来ます。
外出先から見守るだけではなく、スマートフォンアプリとカメラで会話が可能。
ドアセンサーによる感知をアプリにメッセージで配信して、子供の帰宅を確認したり、ドアセンサーと人感センサーにより外出の有無やセンサーに反応しない場合、アプリ経由で呼びかけをできることにより高齢者の見守りができる。
赤ちゃんの様子を確認したり用途は様々です。
④省エネ
HEMSと連携して使用電力量の見える化と、使い過ぎの際アプリに通知したり、エアコンや照明を制御して節電につなげること可能です。
近年の省エネ住宅にはHEMSが設備としてついていることが多くなっていますね。
そんな快適な暮らしを、簡単に格安に手に入れることが出来るようになってきました。
高齢化先進国の日本では、暮らしのサポートに、スマートホームの普及も必要不可欠になってくることは確実です。
上手に取り入れることにより、快適で健康的な生活が期待できますが、スマートホームの機能はネットワークを介して制御しますので、ネット上のセキュリティ対策が必要です。
そしてご家族のライフスタイルによっては、使用に不向きな機能もありますので、導入の際にはしっかりと検討しておきたいですね。
似た言葉でスマートハウスがありますが、こちらは省エネ・節約を重視した住宅を指し、スマートホームは利便性を重視した住宅を指すという違いがあるので、別の機会でスマートハウスをご紹介します。
ぜひ続けてお読みください
新設される断熱等性能等級5、将来的な等級6、7を考える。